東洋ケミカルエンジニアリング株式会社

事業概要businesses

FRP内面ライニング

FRP内面ライニングとは

近年、既に設置している地下タンクの腐食の防止対策として、地下タンクの内面にFRP(Fiber Reinforced Plastics:強化プラスチック)ライニングを施工する技術が実用化されております。

FRP内面ライニングは、既に設置された地下貯蔵タンクに施工することが可能であり、タンクの交換と比較して費用負担が軽いという利点があります。
マンホールの設置されていないタンクについては、マンホールを設置する工事が必要となります。

流出防止対策の概要

腐食の恐れが「特に高い」地下貯蔵タンク等の要件

下記の要件に該当する地下貯蔵タンクの場合、流出防止措置として、「FRP内面ライニング」または「電気防食」のいずれかの措置を実施します。

設置年数 塗覆装の種類 設計板厚
50年以上のもの アスファルト 全ての設計板厚
モルタル 8.0mm未満
エポキシ樹脂またはタールエポキシ樹脂 6.0mm未満
強化プラスチック 4.5mm未満
40年以上50年未満のもの アスファルト 4.5mm未満

腐食の恐れが「高い」地下貯蔵タンク等の要件

下記の要件に該当する地下貯蔵タンクの場合、流出防止措置として、「FRP内面ライニング」「電気防食」または「危険物の微妙な漏れを検知するための設備を設置」のいずれかの措置を実施します。

設置年数 塗覆装の種類 設計板厚
50年以上のもの モルタル 8.0mm以上
エポキシ樹脂またはタールエポキシ樹脂 6.0mm以上
強化プラスチック 4.5mm以上12.0mm未満
40年以上50年未満のもの アスファルト 4.5mm以上
モルタル 6.0mm未満
エポキシ樹脂またはタールエポキシ樹脂 4.5mm未満
強化プラスチック 4.5mm未満
30年以上40年未満のもの アスファルト 6.0mm未満
モルタル 4.5mm未満
20年以上30年未満のもの アスファルト 4.5mm未満

施工の流れ

  1. タンクから残油を抜き取ります。

  2. 人がタンク内に入り作業するためのマンホールを設置します。

  3. タンク内をクリーニングし、残ガスがないことを確認します。

  4. タンク内鋼板を平滑にするための素地調整(ケレン)作業を行います。

  5. FRPライニング施工を行います。

  6. ライニングした膜厚及びピンホールの有無を確認します。

  7. 油を注入し使用を開始します。

FRP内面ライニングのお問い合わせ先

0475-25-3888(千葉県)

029-231-8502(茨城県)

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